レモンミカン等のかんきつ類の葉をよく確認してみましょう。
こんな感じの模様を見つけたことはありませんか?
ミカンハモグリガ
“犯人”は、エカキムシ(ミカンハモグリガ)
ハモグリガ等の幼虫は葉にもぐって模様を画くように食害します。
数枚程度の被害であれば、葉を切り落とせばいいですが、
被害が拡大すると、光合成に影響が出たり、枯れたりすることもあるので、
初期に対策しておくのがおすすめです。

葉をよく見てみると・・・
今年もアゲハの幼虫も発見!
幼齢幼虫ふつう
幼齢幼虫は、緑色ではなく、黒褐色に白色の帯模様。
鳥のフンにも似ています。

大きく成長した終齢幼虫もいました!
臭覚
背中のあたりをつつくと・・・
臭角(しゅうかく)と呼ばれる角をだしますが、
何だか酸っぱいようなクサいニオイを出すので、注意です。
身の危険を感じると、この臭角で威嚇すると言われています。
思ったより角が長くて驚きました

ちなみに幼齢幼虫も角を出します。
幼齢幼虫おこ
幼齢幼虫の角は可愛らしく、ニオイもまだそれほど強くは感じませんでした。
(個体差はあるかもしれませんが…)

終齢幼虫になるとかなり食欲旺盛なので、
できれば卵を産みつけられる前に気が付き、
産卵忌避対策のスプレーをしておくのもおすすめです。

アースガーデンT(葉を食べる虫退治)
かんきつの適用害虫:アゲハ類、ミカンハモグリガ、ケシキスイ類、コアオハナムグリ

忌避、産卵抑制効果があるので、
チョウが飛びはじめる少し前くらいにスプレーしておきます。
葉を食べる害虫に幅広く使え、退治もできるので、
秋野菜を栽培している方にもおすすめの1本です

今年はまだ散布していなかったので、
やや遅れてしまいましたが、まだ卵を見かけるので、スプレーしたいと思います。
アゲハの卵
皆さんも、葉がなくなる前に対策してみてくださいね。

キャベツも葉に穴があくというよりは、
かなり豪快に食べられてしまいました。
食べられたキャベツ
これは、コナガやアオムシではなく、別の葉を食べる虫かも?
と、葉裏を探してみると・・・
ウワバ1
ウワバの幼虫がいました・・・
ウワバというと、キク科やマメ科、シソ(大葉)につくイメージですが、
アブラナ科のキャベツにもつきやすいので注意ですね。
タマナギンウワバでしょうか?
葉裏を1枚ずつチェックし、2匹を捕獲!
その後は食害もおさまり、順調に成長中です

春に比べると、秋は害虫が少ないですが、
アゲハ類や、アオムシ・コナガ・ヨトウムシ、
そしてウワバにも注意しながら、秋の収獲を目指したいです